哲学の悦び

「哲学は百科全書的な旅 La philosophie, c’est un voyage encyclopédique 」。自分の信念はここにあると思う。自ずと、そのような旅路を歩んでいる自分の存在に気づく。そこからもう思惟の歩みはスタートしていた。

今まで国際関係論、政治学社会学、哲学とやっていく中で「ただの何でも屋」「何やっているかわからない」と言われ続けて来た。ジェネラルすぎる思考のあり方は、時に僕を追い詰めたりもした。

とはいえ、何を言おうが、何を考えていようが、やはり自分は哲学に携わる者である。故に、僕が哲学的に考える上で、世界を己の認識に向けて画一的に収斂させるのではなく、世界に開かれた己の認識の可能性を耕し続ける農夫のような営みを常に意識したい。

哲学の悦び。それは、まさに未知なるものに出くわすたびに、常に新しい考えを創発するだけの試行錯誤ができることにある。

f:id:wjk_9625:20230921021316j:image