2023-01-01から1ヶ月間の記事一覧

Poking fun at Political Theology

1. The King's Two Bodies by Ernst H. Kantorowicz Mysticism, when transposed from the warm twilight of myth and fiction to the cold searchlight of fact and reason, has usually little left to recommend itself. Its language, unless resounding…

研究状況まとめ(22年10月〜23年1月)

10月初頭は、オープンダイアローグにおけるバフチン・ベイトソン研究の可能性について構想を試みた。文献調査を通して、ベイトソン、バフチンそれぞれの著作(両者とも英文にて)を読み、具体的な展望を見出そうとした。 しかし、結果としては、「ベイトソン…

愛国の主体

「祖国のために」。それは愛国の心の根底にある理念である。ふと立ち止まって考えてみると、我々が愛国的だとする言動・態度は、無意識的なものである。一般的に、私たちは「祖国を思う」という感情に突き動かされているものだということを、そこまで意識し…

社会学らしくない人類学、人類学らしくない社会学

外野の僕がとやかくいってもしょうがないが、文化(社会)人類学とはいえど、マクロな自己を見るための「社会学」、マクロな他者を見るための「人類学」の2つで分業していて、根源的に両者は切り離れていると思う。 まず、人類学は「我々」を知るために「我…

夢現?

そういえば昨晩、とても奇妙な夢を見た。 街の中を歩いていた僕は、数年前まで親しかった女友だちと偶然出くわす。最後会ってから、あまりにもながい月日が経っていた。 しかし、目の前にいるのはかつて親しく談笑していた彼女に違いない。どうやら向こうも…

成人になること

子供の残酷さと比べたら、大人の残酷さなんてみみっちいもので、しょぼすぎる。子供はその点、大胆で堂々としている。そもそも、人間に「幼い」も「大人らしい」もあったものじゃないけど。 逆に大人はずる賢くなる。というよりかは、子供の時より肝っ玉が小…

大学院生活、早すぎるが振り返る

いろいろ一喜一憂するような三か月でした。それより、思ってたより心的エネルギーの消耗が激しかった三か月だったと思います。10月に入学して以来、今日に至るまで忙しなく日々が過ぎていく生活を送っています。入学してまず最初にチャレンジしたのは、東大…

あけましておめでとうございます

新年あけましておめでとうございます。 今年の抱負は、フーコー研究(後期の著作・講義録)を極めることです。「監獄の誕生」、「性の歴史」、カントーロヴィチ「王の2つの身体」を基礎のテキストにして文献読解進めていく。この三冊を(参照されている文献…