神保町語り歩き


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 先日、神保町にて昨年の洋書まつりを通して知り合った男性と古書店巡りをしました。そんな彼が、後日ブログ記事に僕と対話したことを書きまとめてくださりました。僕としては瑣末な内容を駄弁っていただけだったと思っていたのですが、それでも真摯に耳を傾けてくれた彼には謝意を示したい。その他、賛辞の言葉もいただき身に余る光栄でした。

神保町: ノマド的な - ポン酢形式

 彼は数学、僕は哲学の観点からお互い話したのですが、全体を通して僕と彼には共通項があることに気づきました。つまり、

「構造」という概念を原点とする、学際的な理解を目指す

引用元:神保町:ノマド的な. 

引用URL:https://zeta-aniki.hatenablog.com/entry/2022/02/07/015642.

という点。彼ならば、数学と構造言語学(人類学)とでどのように触媒するれば新しい学問のアプローチを創出できるのか。また、僕ならば、哲学(認識論)と自然科学も加味した複雑系の理論をいかに統合し、その姿を新しく再構築できるのか。

 彼は「数学のすごさ」を立証したい一方で、僕は「哲学のすごさ」を立証したい。一瞥すると、お互いのベクトルの起点は、真反対ですが、それでも目指す到達点は一緒。これもまた偶発的なようですが、話を聞くうちに、必然的な帰結だなと確信しました。そのようにして、お互いの関心ごとについて語り合えて、非常に有益な時間でした。だいぶ久しぶりに、時間があっという間に過ぎたような感覚を覚えたと思います。

 僕も彼も、目指している将来性もまた似通った同志としての共通項もまたあります。そんな彼が、僕のような人間を少なくとも対等に扱ってくれたことは、僕にとって力強い後押しとなりました。僕自身もまた、学術探求を弛ませることなく、継続的に極めていきたいところです。少なくとも、これから生きる上で、知的に刺激しあえる人がいることを体感できたことで、人生の希望もまた熱り始めるようになりました。